浦和の銘菓として愛される「白鷺宝(はくろほう)」

卵を持つ手

埼玉県浦和の銘菓として知られる「白鷺宝」

埼玉を訪れた際にお土産として購入して欲しいのが「白鷺宝」です。浦和の銘菓として多くの方に愛されているお菓子です。
大正元年創業の老舗である「菓匠 花見」の看板商品で、「はくろほう」と読みます。

白鷺宝が生まれるきっかけとなったのは、同店の二代目が、野田の鷺山の清らかな水辺にたたずむ美しい鷺に魅入られたこと。「来年も、この地で出会えるよう」と想いをこめて作り上げられました。
白鷺の卵をかたどった、小さくて可愛らしいお菓子は一つひとつ丹念に手で作られています。

新鮮な卵が入った白餡を焼き上げた後、ミルクでコーディングしているので、まろやかで優しい口当たりが特徴です。

白鷺宝のおいしさ&こだわり

口に入れるとミルクの優しい香りが漂います。白餡はなめらかでしっとりとした食感です。一見ホワイトチョコレートに似ていますが、それよりもくどくありません。ベタつかないので手が汚れないのも嬉しい。すっきりとした甘さが魅力なので、女性はもちろん男性も喜ぶお菓子です。

白鷺宝の定番フレーバーは合計6種類。
オーソドックスな味わいの白鷺宝をはじめ、お砂糖の蜜でこしあんを包んだ「玉しずく」があります。表面をおおうサクサク感が魅力の砂糖と、しっとりした餡の対照的な食感が楽しいお菓子です。
コーヒーが好きな方は、クランチコーヒーの入ったミルクで黄味餡を包んだ「かふぇ」がおすすめ。ほんのりとしたコーヒーの香りとミルク、そして黄味餡をぜいたくに味わえます。

抹茶好きには「茶あん」をぜひどうぞ。ほろ苦い玉露の粉で、香り高い深蒸茶がブレンドされた白あんを包んでいるため、抹茶の旨みを存分に楽しめます。
抹茶以外の和風テイストを味わうなら「ごま」が最適。胡麻の存在が感じられる黒胡麻餡にミルクがコーティングされた商品です。

お祝いの贈答用にするなら「よろこぶ」を選びましょう。白鷺宝の黄身餡の中に塩こぶが入っています。餡の上品な甘みとほんのりとした塩気が効いているので、いただいた方はとても喜ばれるに違いありません。

定番の種類だけでなく、季節限定のフレーバーもぜひ食べてみたいところです。
2月~4月には「さくら」という商品が販売されます。桜をモチーフとしたほんわりとした桜色とほのかな香りと甘さが特徴です。

5月~9月には、オレンジの包み紙が目を惹きつける「あんず」をお目にかかれます。フルーツの甘さと上品な味わいをが魅力なので、紅茶・コーヒーのお供に最適です。
秋には宮崎産の紫芋を使用した「夢ら咲」が登場します。おいもの醍醐味であるほくほくした食感とほんのりした甘さは、紫芋そのものを食べているかのようです。

12個入りの詰め合わせや白鷺宝のセットもあるので、自分が気に入った物を選びましょう。