冬限定の景色が楽しめる「秩父の氷柱」

冬の景色

秩父でしか味わえない「氷柱」

冬に秩父を訪れるなら、氷柱(ひょうちゅう)を見に行きましょう。氷柱は冬の2ヶ月しか見られない季節限定のスポットです。昼間ももちろん綺麗ですが、夜はライトアップされるのでより幻想的な空間が広がります。東京から1時間半しない位でアクセスできるので、ちょっとした小旅行におすすめです。

秩父の氷柱の魅力

氷柱とは、崖や山の斜面を流れる水がつらら状に凍ったものです。秩父地方は12月頃から冷え込むため、その時期から徐々に氷柱が出来上がります。
秩父で氷柱が見られるのは、「あしがくぼの氷柱」「尾ノ内(おのうち)百景氷柱」「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」の3ヶ所。景色やその時の水の流れ方によって氷の造りは異なり、それぞれの顔を楽しめます。今や冬の秩父観光に外せないスポットとなりました。

あしがくぼの氷柱の特徴

個人的におすすめなのが、あしがくぼの氷柱です。特急電車で池袋からわずか1時間半以内で行けるのが最大の魅力。氷柱開催期間の土日・祝日のみ、芦ヶ久保駅に特急レッドアロー号の一部が臨時停車します。芦ヶ久保駅からは徒歩約10分で行ける、好アクセスのスポットです。

氷柱会場の面積は約1,500平方メートルで、ゆっくり回った場合の所要時間は30分程度。重厚な氷の壁が目を惹きつける「荘厳の氷柱」では、山の斜面が氷に覆われ、巨大な氷柱が目の前に飛び込んできます。走る電車と氷柱が楽しめるスポットもあるので、鉄道好きな方は是非とも写真におさめてみてください。

日が落ち、氷柱がライトアップで照らされると、幻想的な世界に早変わり。さまざまな色のライトが氷柱に当たり、深海のクラゲやサンゴを見ているような感覚になります。昼間とは全く異なる景色が楽しめるだけあって、寒さも忘れて見とれてしまうでしょう。

「三十槌の氷柱」&「尾ノ内百景氷柱」の特徴

三十槌の氷柱は、氷柱と川とのコラボを満喫できるスポットです。川の水面に、氷柱が映り込む幻想的な光景が見られます。是非とも写真におさめたくなる場所です。
一方、尾ノ内百景氷柱は、吊り橋と氷柱の幻想的な世界を楽しめるところ。冬季は吊り橋を渡るまでのエリアが開放されているので、吊り橋の揺れるドキドキ感を味わいながら、氷柱の神々しい光景を堪能できます。

ちなみに、どの氷柱を見に行くときに気を付けて欲しい点は「気温」です。気温が高いと当然ながら氷柱は溶けてしまいます。氷柱が溶けたらその時点で閉園となるので注意しましょう。