北本自然観察公園

埼玉県の中央地域にあるのが北本自然観察公園(http://www.saitama-shizen.info/)です。

ここには林や草原が広がり、谷地部は湿地帯が広がっています。
荒川に隣接した豊かな自然環境を最大限にいかした公園です。狐やメダカといった野生生物が暮している里山の環境がそのまま保全されているので、整備の行き届いた公園とはまた違ったまさに観察に適した公園となっています。
園内には北本市の天然記念物でもあるエドヒガンザクラがあります。ソメイヨシノよりも約1週間早く開花して、多くの人たちの目を楽しませてくれます。
また、7月下旬にはヘイケボタル観察会なども開催されているなど、いろいろな楽しみ方ができる公園なのです。

北本自然観察公園がオープンしたのは、1992年の7月で、広さは約33ヘクタールです。荒川の河川敷に作られた野生動植物の生息空間を守り、創出するものとしては国内最大規模という荒川ビオトープとともに、野生の生き物の生息場所としての役割を果たしている重要な場所です。この北本自然観察公園と荒川ビオトープが合わさった広さは約60ヘクタールと広大です。もともとこの地には平坦な麦畑が広がっていたのだとか。

公園の管理は、タカの仲間であるサシバやキツネが繁殖できる環境が適切に保たれるように進められています。公園内には、埼玉県自然学習センターが設けられ、そのセンターを出発して園内を歩く大回りコースが設けられています。このコースはセンターを出発して、あずまや、一夜一夜堤、桜堤、とんぼ池、台地の草原を巡り、センターに戻ってくるという1周約約2kmのコースです。

公園の自然環境は、昔はたい肥にするための落葉や薪を取るために使われていた雑木林、昔は屋根を葺くためのカヤや牛馬の餌を採るために使われていた草原、以前は水田として利用されていた湿地や池の3つのエリアに分かれており、違ったタイプの風景を楽しむことができるようになっています。

私はここも良くツーリングで行っていました。
嬉しいのは、自然学習センター建物の近くに、屋根付きの駐輪場があることです。
夏でもここに置いておけば、直射日光からバイクを守ることができました。

埼玉県というのは、このようにさまざまな自然の豊かなツーリングスポットがたくさんあるんですよね。
だからこそ、楽しみが増えますし、またツーリングをしたいという気にもさせてくれます。こういうところは他にはなかなかないんじゃないかって私は思うのですが。